ストリート・カルチャー(street culture)
直訳すれば路上文化。主にスケート、グラフィティ、ヒップホップなど、およびその周辺のファッションや音楽、ライフスタイルを指す。
日本においてはアパレルブランド、ファッション誌などの影響下にある若者の消費行動の一種。
本来は社会の支配的な文化(ハイカルチャー)に対する マイノリティの文化事象(サブカルチャー)を指す。ストリートカルチャーの担い手の多くはエスニック・マイノリティやストリートチルドレン、同性愛者と いった「下位集団」であり、独自の価値観と行動様式、話し言葉などをその特徴とした。
グラフィティという名の落書きや、スケートボード、ノーブ レーキピストといった路上での危険行為に見られるように、そのエクストリームなカルチャーの規範を、法律や既存のモラルに置くことは意味がない。また、人 種や階級の差が意識されることのない日本において、ストリートカルチャーはあくまでそのスタイルを輸入したものであり、欧米マイノリティのコスプレであ る。
ちなみに日本における「サブカル」は、本来の意味でのサブカルチャー(ストリートカルチャー)とは異なり、文化研究の領域ではなくむしろ「メディア文化」研究の領域に含まれる。
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